手作り餡なしヨモギ団子は祖母の愛
こんにちは。ぞぷです。
私の地元はそれなりの田舎です。
静かで自然が豊かな中で育つので、のんびりとした県民性になると言われたことがあります。
東京都、神奈川県と引っ越しましたが、今だに人があまりにたくさんいる所は苦手です。
混雑しているところを避ければ、今住んでいるところもとても素敵なところで大好きです。少し歩くと桜並木があり、風が吹いている日にはベランダにまで桜の花びらが届きます。こんなところまで飛んできたんだと思うと優しい気持ちになります。
それでも、この季節になると必ず思い出すモノがあります。
これです。これ。
お店で買うより、ずっしり重めの祖母のお手製ヨモギだんごです。
草もちとも言うのだと思いますが、草もちというよりヨモギ団子という雰囲気。
のび〜とする感じではなく歯切れがいいです。
ヨモギにはアクがあるので採るときに軍手をしないと手が黒くなります。その後しっかり茹でてアク抜きします。
アク抜きしたヨモギを包丁で叩き細かくしたら上新粉に混ぜ混ぜして出来上がりです。
とっても色がキレイで香りが立っています。
祖母が山で採ってくれる、よもぎとワラビは毎年の楽しみです。
小さいときに餡子が苦手(今だに得意ではない)で、でもお餅が大好きな私のために祖母が作ってくれたのがこのヨモギ団子でした。
売っている草もちって餡子入りがほとんどでしたので…祖母の愛情がいっぱい詰まったヨモギ団子なのです。
ちなみにきな粉で食べるのが祖母流。
市販のきな粉にお砂糖とお塩をいれて食べます。お塩が入ることで甘さが引き立ちます。
大好きな祖母が元気なうちにいっぱい感謝の気持ちを伝えて、会いに行きたいです。
こちらにも素敵な和菓子のお話がたくさんです。
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